【ますはら通信】 増原よしたけ通信(2007年9月号)
皆さん、こんにちは。
残暑なお厳しい折りではありますが、ご健勝のことと存じます。
私の方は、先の参議院議員選挙での与党の惨敗を受け、ほんとうに厳しい残暑となっております。選挙の前後を通じて、地元の支援者の方々から様々なご指摘、ご批判を賜って参りました。自民党は、相当な危機感を持って8月23日にこの度の選挙の総括報告書をまとめましたが、概ね、問題点や今後の課題は、カバーしていると思います。要は、それらの諸点を今後しっかりと対応することができるか否かです。
さて、第2次安倍内閣がスタートしました。安倍総理の続投については、国民の過半が否定的です。確かに政権交代を問う選挙は、衆議院の総選挙です。しかし、今回の選挙期間中に、「この選挙は、総理として私をとるか小沢代表をとるかの選挙でもある」と安倍総理が明言をしたため、理屈だけで続投O.K.とはいかず、民意無視との批判も逃れません。
私としては、昨年9月26日に党員も参加した総裁選挙で安倍総裁を選んだ立場であり、本人が辞任しない以上続投はやむなしかと思っております。
安倍総裁は、何を反省すべきかについて具体的に国民に説明し、安倍内閣が進むべき道を具体的な政策で明確に示さなければならない、と考えております。そして来るべき衆議院議員の総選挙では、逆風3点セットと言った不祥事等ではなく、政策そのものの是非を国民に問う選挙でなければならない、と思います。そのような方向に国政が向うよう、初心を忘れず努めて参りますので、今後ともよろしくお願い申仕上げます。
<参議院議員選挙惨敗に思うこと>
- この度の惨敗はその底流に都市と地方の格差の拡大があると思います。小泉改革は多くの良い点もありますが、その改革の「光と影」のうち、影に対する配慮が不十分ということです。すべての事柄を市場第一主義でやればよいのであれば、政治は不要ということになります。国の予算で地方向けが激減し、景気回復も仲々地方まで及んでいません。再チャレンジや地域再生の施策の効果も未だありません。
- このような中で「年金記録問題」、「政治とカネの問題」、「閣僚の失言等」の逆風3点セットに対する官邸、閣僚の説明責任、更には安倍総理の指導力、いわゆる統治能力が問われたと思います。
- そして、よくご指摘を受けたのは、国会運営が数にまかせて強引であったということです。約17件も強行採決を行い、私も含め、党内でも多くの批判がありました。
- 功をあせることなく、国民の目線に立って、野党との十分な審議を行うことが大事だと思います。
<衆参両議院で多数派が逆転すると、どうなるのですか?>
この度の参議院議員選挙で、野党が過半数を取りました。憲法では、予算(§60)、条約(§61)そして総理大臣の指名(§67)については、衆議院の議決が参議院に優先します。しかし、法律案を含めその他の案件は、対等になっています。但し、法律案は、衆議院で可決して参議院が否決、修正した時は、衆議院が3分の2以上の多数で再可決した時は、衆議院が優先します(§59)。従って、これからは、よほどの重要法案で対立する場合は、衆議院で3分の2で再可決するとしても、国会の中で与党と野党が議論を重ね、修正すべき点は修正して行くことが大切になります。
なお、衆議院で内閣不信任決議案が可決された時は、解散又は総辞職となります(§69)が、参議院で内閣や各大臣の問責決議案が可決されても、法的な拘束力はありません。しかし、政治的には重みを持つことになります。
パーティーの開催について
来る9月25日(火)午後5時半より、リーガロイヤルホテルにて開催します。この度は支援者の方々に広くご案内するのではなく、企業と団体の方々を中心に、エコノミストを招いた講演会と懇親会形式に致しました。ご了承いただければ幸いです。
支援者の皆様には新年互例会で又お目にかかりたいと思います。
